押し引きをもう一度
シンプルかつ基本的なセオリー
「テンパイなら押し、ノーテンならオリ」
もっと細かくすると
自分の打点、待ち
切る牌の危険度
順目
ルール
誰が親番か
など、色々な要素で押し引きの判断が決まる。
1シャンテンから押すときの判断要素で上記項目があるが、さらに対リーチにおいて、通っているスジをカウントすることも大事。スジがほとんど通っていないときならば押し寄りになる時があるが、残りスジ4本などスジ本数が少なくなってくるほど自分の放銃率が上がる。
対子リーチ、序盤(6巡目)のピンフドラ1
微差押し有利になる。ただし、切る牌が無筋2378牌。序盤は通っているスジが少ないことからも押し寄りになる。
親リーになると、スジが少なくなっていくほどもっと押しづらい、オリでもよい。天鳳ならば鉄オリでもいいくらい。それだけ親リーは怖いというもの。
ちなみに、ピンフのみだとオリになる。平和のみで無筋は押したくない。完全1シャンテンでもピンフのみ強くは押せない。
最低でもリーチ含めて3900以上なければ押しづらい。
対子リーチ、序盤6巡目、超良形1シャンテン、打点1300 切る牌無筋2378
収支戦だと押してもよいが(それでも微差オリ有利)、天鳳だと鉄オリ。
これは自分もオリになりそう。収支戦でもオリたいくらい。ドラ1ある2600確定なら押し有利。
これは裏ドラが乗った時の打点の上昇幅がかなり高くなるので押し有利になる。
手牌の価値で判断するならば、1300はどんなに受け入れが広くても相当押しづらくなる。2600あるとリャンメンリャメン以上の受け入れで(上記の順目、まだスジが5本しか通ってなく通っているスジが少ないなど)押しやすくなる。
1シャンテン時の押し引き基準。「序盤」かつ「通っていないスジが多い」
1300 できれば押したくない
2600 テンパイ時に良形であることが確定していて押しよりになるが鉄押しではない
5200 ピンフ=良形なので押し
8000 愚形残りでも押し
1シャンテンで押すべき手牌の判断で
「順目が早くさらに通ってないスジが多い」ことから押してもよいとしていた。ただし切る牌無筋2378
それは押して、テンパイしたときに序盤ならば自分の和了率が高いから押しても得することが多いから押し有利にとれる。6巡目1シャンテンの和了率は25%以上ある。それが12巡目になると10%を下回る。なので序盤の押しは自分の和了率があることから得になる。
上記のことから1シャンテン押しは10巡目を過ぎて押すことは極めてレアケースであり、押したところで和了率が低いならばオリに徹することの方が得になる。
副露手の押し引き。
対子リーチ、1副露3900、1シャンテン、切る牌無筋2378牌、6巡目
副露手は面前手に比べて、テンパイ速度が速い分、ツモ、裏、1発がない分平均打点は落ちる。テンパイ確率の高さで打点を補っていると考えられる。
めくりあうための打点として3900や8000は十分満たしていると思うので、「序盤でなおかつ通っている筋が少ない」ならば、押し有利になる。テンパイなら押せ!!
一方で中盤、終盤になると上の打点であっても1シャンテン押しは必ず微妙になってくる。
これが親リーでも押せる。
2000点になるとオリになるかも(対子リーチならば)
親リーには2000点1シャンテンでは押せません。
2000と3900の差が大きすぎることがオリ有利の判断に含まれるため。
七対子の押し引き
七対子は先制テンパイしてこそ価値のあるテンパイ。ドラドラあろうが無筋を切ることはかなり損。追っかけても単騎待ちでめくりあいが不利な分オリになる。
複合形のキング。
●リャンメンカンチャン形
344568
シュンツとリャメンターツが重なりさらにシュンツの外側にカンチャンがある形。
2.5.7の受け入れがある。
233457→1.4.6
122346→3.5
455679→3.6.8
シュンツとリャメンターツが重なりさらに、「シュンツの外側に」カンチャンターツがある形を意識するとよくわかる。
さらに、
三四八34458③⑤⑦⑦⑧⑧
ここから八か8を切りたいが同じくらいの不要牌に見えるがしっかりとした優劣がある。
8を残しておくと、ツモ6で344568になり、リャンメンカンチャン形に変わる。よってここでは打八になる。
打牌を選択するときにも、一手先を読む力をつけることが効率的に手が進められる。
●一盃口含み
「まず、最初に一盃口はタンヤオのような全体役ではない上に、1ハン役なので無理して狙うほどの価値はない。基本的には好形テンパイを優先し、自然に狙えるならば、一盃口目を残す。」
さらに、
「端寄りの一盃口は狙わない」ウザク本に何回も書かれてある言葉。それだけ価値が薄い。
●ウイング形 9枚形
233456778
5を中心とした、中ぶくれ2つに挟まれている形。
実は、1つメンツを抜くと、リャンメンカンチャンが隠れている。
234+356778→4.6.9
678+233457→1.4.6
よって、このウイング形は1.4.6.9の受け入れが存在する。
●ウイング 8枚形
23345667
中ぶくれターツが2つ並んでいる形。
この形は、14が入ると6がヘッド、58が入ると3がヘッドになるので、2メンツ1ヘッドが作れる。
さらに、他にヘッドがあるならば、平和と相性の良い中ぶくれが2つあるので、高確率で平和になり、ツモ2.4.5.7で高め一盃口になる。
ウイング8枚形では、打点面でも他でヘッドを作り、メンツを3つ作れる(高め一盃口)ように構えるのが期待値と打点面では有利。
ただし、状況で使い分けなくてはいけない。
複合形の兄弟
●並びトイツ
3344のようにトイツが2つ並んでる形。
33678③③④④二三四七八
平和形なので③か④を①枚外して、③枚構成にする。これならば④切りが良い。1-4-7と2つのスジにかかってる④を切る。
●飛びトイツ
5577のようにトイツが1つ離れた形。
七七九九123456⑤⑤⑦⑧
3ヘッドの1シャンテン。七七九九から1枚外し3枚構成にする。
シャボ待ちリーチ想定ならば七切り。
ツモ六での完全1シャンテン想定ならば九切りになる。状況次第では打牌候補を変えていく。
複合形の弱者こと、亜リャンメン
3345などシュンツと浮き牌がくっついてる形。
「迷ったら亜リャンメンを切ればだいたい正解」ウザク本でよく見る名言。
よくよく考えれば、くっつきとしてみたときはリャンメンになるのと同じ確率でカンチャンになるし、最終形としては最高が6枚待ちになるなど弱い形だ。
こいつをうまく扱えるかを学ばなくてはならない。
次の牌姿では
六六七八③④22344568
この牌姿では8を切りたくなってしまいがちだが、カン7と8縦引きでもテンパイがとれる六切りが正解。
22345+468でリャンカン見え
23445688の8ヘッドも見える。
さらに次の牌姿
三四五六八⑥⑥⑦⑧34888
この牌姿でも亜リャンメンの⑥切りが正着。
マンズはカン七以外に三六八でテンパイする。
この2つには共通点があり、どちらも単独ヘッドがない。ようは、ヘッドが安定していない。
ヘッドが安定していない形では「縦引きでヘッドが作れる」ことを忘れてはいけない。
↑めちゃくちゃ重要。
亜リャンメンを切るか迷う手牌では、ヘッドが安定していない形が多いことも押さえる。亜リャンメンがある手牌では、浮き牌の縦引きが重要になっていないか確認する癖をつける!!
ターツ1
リャンメン>カンチャン>ペンチャン
1番弱いターツはペンチャン。リャンメンになるには2手変化が必要。
カンチャン同士では、リャンメン変化が多い方を残す。35と⑥⑧ならば35は26でリャンメン変化。一方、⑥⑧は⑤で変化するので35を残す。
さらに、2488②④⑦⑦五六七七八九
24と②④比較。リャンメン変化は同じ。
「ツモ7と⑥で差がつく。」
総合的には②④落としが有利。
②④⑦⑦で④と⑦でスジになっていて、スジ牌を持たないようにするのがコツ。
意外に忘れてしまう比較要素。必ず覚えておこう。
愚形複合ターツ比較。
四五113678①③③⑥⑦⑧
113と①③③の中から1枚どれを切るか。
これは「ツモ4と④で差がつく。」
①を切っておくと、ツモ4で11を切ってタンピンが目指せる。そしてツモ④では完全1シャンテンに受けることができるので①切りが正解。
これは意外に忘れてしまうことが多い。必ず覚えておかなければならない。
面子固定かヘッド固定か。
ヘッド固定の価値が高い時
固定でタンヤオが確定する形
またドラや赤が未完成ターツに組み込めれている形。
ドラ待ちなど打点上昇できる牌を待つターツがある形
面子固定の価値が高い時。
アンコがある形。
面子固定してドラが来た時にスライドで使える時。
複合形のない基本形
123四五七八九③④⑦⑧⑧⑨
この場合はヘッド固定有利。面子固定すると良形テンパイが約43%で愚形テンパイが約50%以上もある。
連続形がある形
123五六七八九③④⑦⑧⑧⑨
連続形がある場合は面子固定が有利になる。
またツモ四七でも一旦単騎テンパイでもさらにマンズを引くことで好形テンパイする可能性が高い。
複合形だが一盃口含みは連続形にはならない。
123六六七七八③④⑦⑧⑧⑨
この形だとヘッド固定が少し有利になる。
ヘッド固定か面子固定か忘れないように記憶する。理想は悩まずにすぐに打牌するのが理想的だが自分はまだまだ無理だな〜